長崎西彼農業協同組合
総務部 経理課
係長
米岡 繁 氏

 長崎県西部の長崎市、西海市、諫早市など3市2町を事業エリアとする長崎西彼農業協同組合(以下、JA長崎せいひ)は、約4万人の組合員を擁し、各地に50以上の支店・営業所を展開。長崎和牛やびわなど地場産の農産物の生産やオリジナルブランドづくり、直売所を中心とした地産地消の取り組みのほか、葬祭センターの運営や介護事業、ガス事業など、地域のくらしを支える幅広い事業を手がけている。

 JA長崎せいひのコミュニケーション基盤として重要な役割を担っているのが、本店と支店・営業所間を結ぶネットワークである。JA長崎せいひは、NTT西日本の「フレッツ・グループ」を導入。本店-支店間の電話を内線化するなど、通信環境の整備に努めてきた。だが、支店・営業所での外線通話のランニングコスト削減については、依然として手つかずのままだった。また、業務の集約化が進んだにもかかわらず、ほとんど使われなくなった電話回線が数多く残っており、月額基本料金などの余計な出費が続いていた。

 その一方で、事務関係のデータや各直売所での売り上げデータなど、ネットワークを介してやり取りするデータ量は、ますます増加していく傾向にある。

 JA長崎せいひの米岡繁氏は、次のように振り返る。「当組合の支店・営業所は3市2町にまたがっているため日常的に市外通話が多く、この通話料を削減したいと以前から考えていました。また、既存のフレッツ・グループでは、事業拡大に伴う拠点数の増加への対応が困難になりつつありました」。

 こうしてJA長崎せいひは、ランニングコストの削減とともに今後の事業拡大を見据え、より拡張性をもったネットワーク基盤の構築に向けた検討を本格化した。

長崎西彼農業協同組合(JA長崎せいひ)
所在地:長崎県長崎市元船町5-1
設立:2005年4月1日
組合員数:4万873人(正・准組合員合計 2013年3月末現在)
事業エリア:長崎市、西海市、諫早市、時津町、長与町
事業概要:「使命・共生・貢献」を経営理念に、販売事業、購買事業、信用事業、共済事業などを展開している。
URL:http://www.ja-nagasakiseihi.or.jp/

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