仮想化/クラウドへの対応を強化したバックアップソリューションのスイート製品

EMC Avamarシステム「EMC Avamar Data Store」の外観

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　EMC Data Protection Suiteは、EMCジャパンのバックアップ/アーカイブ・ソリューションのスイート製品。（1）データ重複排除を備えたバックアップ・ソフトウエア/システムの「EMC Avamar」（写真）、（2）バックアップ/リカバリを一元化するソフトウエア「EMC NetWorker」、（3）バックアップ/レプリケーション/仮想環境の監視/分析/アラート/レポートを自動化する「EMC Data Protection Advisor」、（4）アーカイブ・ソフトウエア「EMC SourceOne Archiving」（5）バックアップの高速化と効率向上、および負荷分散を行う「EMC Data Domain Boost」などで構成する。要件に合わせた組み合わせで購入できるほか、単体での購入も可能。

　2014年6月4日には、EMC Avamar（以降、Avamar）ソフトウエアの新版「Avamar 7.1」、EMC NetWorker（以降、NetWorker）の新版「NetWorker 8.2」、EMC Data Protection Advisor（以降、Data Protection Advisor）の新版「Data Protection Advisor 6.1 SP1」の提供を開始した。それぞれの機能強化点は以下の通り。

　Avamar 7.1では、Avamarのすべてのワークロードを同社のバックアップ・ストレージ「Data Domain」でサポート。さらに、米VMwareの仮想データセンター管理ソフトウエア「VMware vCloud Director」と統合して使えるようにすることで、クラウド環境への対応を強化した。

　NetWorker 8.2では、プライマリストレージとの統合と、NAS環境でのスナップショット管理のサポートを強化し、「EMC Isilon」、「EMC VNX」、米NetAppのアレイ製品に対応。さらに、VMwareの仮想化環境「VMware vCenter」および米Microsoftの仮想化ソフトウエア「Hyper-V」への対応を強化した。

　Data Protection Advisor 6.1 SP1では、Data Protection AdvisorのデータにアクセスするREST APIへの拡張を実現したほか、クラスタリングを可能にした。併せて、同社のストレージOS「Data Domain Operating System 5.5（DDOS 5.5）」、および「Avamar 7.1」「NetWorker 8.2」に対応した。