Data Domain Operating Systemは、データの重複を排除するバックアップ/アーカイブ・ストレージ製品「EMC Data Domain重複排除ストレージ システム」(図1)のOS。可変長の重複排除により、大量のデータを高速かつ効率よくバックアップできる。
2014年6月4日に提供を開始した「Data Domain Operating System 5.5」では、新しいマルチテナント機能により、ユーザーごとの管理機能やセキュリティを強化。大規模エンタープライズ環境におけるプライベートクラウドや、サービスプロバイダのパブリッククラウドでの利用に対応した。
加えて、バックアップ管理ソフト「Data Domain Boost for Enterprise Applications」を使って、アプリケーション管理者自身がOracle、SAPソリューション、SAP HANAプラットフォーム、IBM DB2、Microsoft SQL Serverのバックアップ/リカバリを行えるようになった。併せて、Data Domain Boostのエコシステムとして、米Hewlett-Packardのバックアップ/リカバリ・ソフトウエア「HP Data Protector」を新たにサポートした。
Data Domain Operating System 5.5ではこのほか、アーカイブ機能の強化により10億ファイルまでの対応を可能にした、VMwareのNFS Data Storeとして使えるようにした、などの機能強化を行った。
Data Domain Operating System 5.5の概要
概要 | 大量のデータを高速かつ効率よくバックアップできるストレージ製品「EMC Data Domain重複排除ストレージ システム」のOS。セキュアなマルチテナント機能により、ユーザーごとの管理が可能 |
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価格 | 個別見積もり |
発表 | 2014年6月4日 |
提供開始 | 2014年6月4日 |