効果測定をするためには、どのマーケティング活動またはメディア経由でWebサイトへアクセスしたかを追跡することが不可欠である。プロモーション終了後に、追跡しようとしても不可能なため、事前施策が必要になる。少し技術的な内容も含まれるが、できる限り分かりやすくかみ砕いて説明する。
判別方法1:入口ページで分ける
リアルにおける紙媒体(新聞やダイレクトメール、媒体広告など)にURLを記載する場合など、入口となるページをそれぞれ分けておくと、何を見てサイトに来たのか測定できる。
例えば、www.xxxx.co.jpと記載するのではなく、
・新聞掲載用 :www.xxxx.co.jp/nikkei.html
・折込チラシ掲載用 :www.xxxx.co.jp/chirasi.html
とディレクトリを分ける。または
・ダイレクトメール用 :dm.xxxx.co.jp
・看板広告用 :ooh.xxxx.co.jp
など、サブドメインを分けておくのも良い。
ただ、URLが長くなるとユーザがブラウザのアドレスバーに入力する時の負荷が高くなるため、URLはできるだけ短い方が望ましい。なお、ディレクトリやサブドメインで分ける場合、それぞれ同じサイトを表示させるか、または特集コンテンツやキャンペーンページならばメディア用に別のWebサイトを用意しておく必要がある。
ディレクトリやサブドメインで分ける場合は、リダイレクトで同じサイト(上の例ならば、結果的にwww.xxxx.co.jp)を表示させる手法が一般的である。
キャンペーンやプロモーションを実施する場合は、自社のリードジェネレーションサイトとは全く異なるデザイン、インターフェイスを持った独自ページを制作する事例も多々見受けられるが、一時的な効果測定のために広告代理店が行っていることが多い。自社のリードジェネレーションサイトの評価や企業サイト全体での最適化を目的として効果を測るためには、外部任せではなく社内でルールを定義しておくことをお勧めする。