日本で入手可能な主な超Excelソフトは8製品ある。その主役は海外製品。クリックテック・ジャパンの「QlikView」、Tableau Japanの「Tableau」、日本ティブコソフトウェアの「TIBCO Spotfire」、京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)が総代理店を務めるオーストラリア製の「Yellowfin」などだ(次ページの表)。
国産製品も増えている。ウイングアークの「MotionBoard」は、「『Dr.SUM』で培った大量データの処理技術を利用し、より美しい画面で大量データを活用できるようにした」(1stホールディングスの田中潤取締役CTO[最高技術責任者])ものだ。Dr.SUMはExcelを利用したBIソフトである。最も新しいのはジャストシステムの「Actionista!」だ。
データサイエンティストなどの専門家向け統計解析ソフトを得意とするSAS Institute Japanも超Excelソフト「SAS Visual Analytics」を投入している。山下克之ビジネスアナリティクス推進グループ部長は「当社の持つ統計解析の経験を生かせば、データを手軽に新たな角度で見たいといったニーズに応えられると考えた」と説明する。このほか、米ペンタホが開発するオープンソースソフトウエア(OSS)「Pentaho」も超Excelソフトの一つだ。