今回は、2013年に起こった重大ニュースを読者モニターに尋ねた。編集部が選んだ30のニュースのうち、1位から5位までを選んでもらい、上位から順に5~1ポイントを傾斜配分した合計値で総合順位を決めた。

Q1. 2013年の重大ニュースを選んでください(順位を付けて上位5つ)
Q1. 2013年の重大ニュースを選んでください(順位を付けて上位5つ)
ランキングの続き(10ポイント以上を獲得したニュース)
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 1位は「NTTドコモがiPhoneの販売に参入」。2011年1位の「スティーブ・ジョブズ氏の死去」や2012年1位の「ファーストサーバの大規模障害」(ともに394ポイント)を上回る461ポイントを獲得し、2位以下とは260ポイントを超える大差がついた。

 NTTドコモは純増数やMNP(モバイル番号ポータビリティー)の競争で長らく苦しんでいたが、その大きな要因として、携帯電話大手3社で唯一、iPhoneを取り扱っていないことがあった。米アップルとの契約条件などが導入の障壁となっていたが、遂に実現した。同社は2013年12月の純増数で2年ぶりに1位を獲得して勢いを取り戻しており、今後の動向が注目される。一方、自由意見では「決断が遅すぎる」「これまで出さなかったのは戦略ミス」などの厳しい声があった。

 2位は「米政府による個人情報収集プログラム『PRISM』の存在が明らかに」で、200ポイントを獲得した。米中央情報局(CIA)や米国家安全保障局(NSA)の職員だったエドワード・スノーデン氏による告発が発端で、世界を揺るがす大事件に発展した。様々な報道が錯綜しており、どこまでが真実なのか、判断の難しい面もあるが、通信の安全性や信頼性を根底から覆したと言える。読者からは「映画の世界が現実で起こっていたことに驚いた」などの声が寄せられた。

 3位は「ソフトバンクによる米スプリント・ネクステルの買収」で、191ポイントを獲得した。買収自体は2012年10月に発表済みだったが、米ディッシュ・ネットワークによる対抗の買収提案で横やりが入り、実現が危ぶまれた時期もあった。最近では米携帯電話4位のT-モバイルUSを買収するとの観測報道も出ており、依然として注目度が高い。

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