Q1. ウエアラブル端末の購入意向はありますか
Q1. ウエアラブル端末の購入意向はありますか

 センサーやディスプレイを身に着けて使う「ウエアラブル端末」が注目を集めている。米グーグルのメガネ型端末「Google Glass」をはじめ、スマートフォンと連動する腕時計やリストバンド型の活動量計などが増えてきた。今回は、ウエアラブル端末の購入意向を読者モニターに尋ねた。

 ウエアラブル端末の利用者は2.6%で、すべて活動量計だった。非利用者に購入意向を聞いた結果は「ある」が18.3%、「ない」が48.2%だった。購入意向があるウエアラブル端末は、腕時計型端末が20件、メガネ型端末が18件、リストバンド型の活動量計が12件、ヘッドマウントディスプレイが9件だった。購入金額の上限は「1万円以上、3万円未満」との回答が19件と最も多く、「5000円未満」と「3万円以上、5万円未満」がともに5件、「5000円以上、1万円未満」が4件だった。

Q2. 購入意向があるウエアラブル端末の種類はどれですか
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 一方、購入意向がない回答者に理由を聞くと、「興味がない」が全体の50.0%(46件)を占めた。以下、「技術が未成熟」(35.9%)、「価格が高い」(30.4%)、「使い勝手が悪い」(16.3%)などが続く。

Q3. ウエアラブル端末の購入意向がない理由はどれですか
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 自由記入欄では、将来への期待と同時に厳しい意見が目立った。「単機能で使い勝手の悪い端末を身に着けるより、多機能に使えるスマートフォンのほうがよほど便利」「現状は未成熟で機能もお粗末。装着による人体への影響も懸念され、普及は難しいだろう」などである。実際、機能面や操作面だけでなく、電池の持ち時間、プライバシーや安全性への配慮などで課題が山積しており、解決に向けた今後の進展に注目したい。

回答者のコメントから
 そもそも携帯電話やスマートフォンの需要が高いのは1つの端末で様々なことをできるから。個人の所有端末をわざわざ増やすとなると、果たしてどれだけの人が飛びつくのか疑問。機能面だけでなく、かさばらず、軽く、見た目が格好良いなど、それなりの優位性を打ち出さないと普及しないのではないか。
●調査概要
調査対象:「日経コミュニケーション」読者モニター
調査方法:日経BPコンサルティングのインターネット調査システムで実施
調査日程:2013年11月19~27日
回答企業数(回収率):440社中196社(44.5%)