サードウェーブデジノスは2013年12月17日、米3Dシステムズと一次代理店契約を結び、3Dプリンターの販売を始めると発表した。サードウェーブデジノスが契約する販売代理店や、法人営業を行う関連会社であるサードウェーブテクノロジーズ、小売店であるドスパラを通じて販売する。
販売する製品は4シリーズ。企業向けで粉末焼結積層型の「ProJet X60シリーズ」が6モデル、プラスチック系の素材を使用したフルカラー造形ができる「Projet 4500」が1モデル、個人向けで熱可塑積層型の「CubeX」シリーズが3モデル、「Cube」シリーズが5モデルになる。
サードウェーブテクノロジーズは、企業向けに「3Dプリンターサポート専用窓口」を設置し、一部地域を除いて翌日訪問サポートが可能な体制を整える。また、同社が運営する「ドスパラ」のうち6店舗で、店頭展示デモを行う。
サードウェーブデジノス3Dプリンター部の甲斐元浩部長は、「サードウェーブデジノスは、もともとパソコンのソリューションを扱う会社。3Dデータの作成やネットワークの構築など、3Dプリンターに至るまでの環境全てをソリューションとして販売できる」と、同社の代理店としての強みを説明した。