図●主要な導入済みERP製品/サービス(nは有効回答数)
図●主要な導入済みERP製品/サービス(nは有効回答数)
[画像のクリックで拡大表示]

 ノークリサーチは2013年9月17日、中堅・中小企業におけるERP(統合基幹業務システム)利用実態調査の結果を発表した。それによると、年商500億円未満の中堅・中小企業では、導入社数ベースのシェアトップはSAPジャパン「SAP ERP/SAP Business All-in-One」(19.0%)だった()。2012年の調査でシェアトップだったオービックビジネスコンサルタント(OBC)の「奉行V ERP/新ERP」は、シェア11.9%で2位にとどまった。

 年商帯別のシェアを見ると、「SAP ERP/SAP Business All-in-One」は相対的に年商の高い中堅企業に強く、年商100億円以上300億円未満では26.0%、年商50億円以上100億円未満では15.6%を獲得し、それぞれでトップ。これに対して「奉行V ERP/新ERP」は、年商20億円以上50億円未満の中小企業でシェア25.0%を獲得してトップとなっている。

 調査は2013年7月に実施したもので、年商500億円未満でERPを導入済みの企業を対象としている。