私生活で利用している「Facebook」や「Twitter」のような情報共有を社内で実現する――。こうした考えの下、企業内の情報共有を支援するソフトが“ソーシャル世代仕様”へと大きく変わりつつある。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のようなユーザーインタフェース(UI)、スマートフォン対応、グローバル対応などが新世代の製品のポイントだ。

 「グループウエア」あるいは「コラボレーションソフト」などと呼ばれる企業内の情報共有を支援するソフトウエアが、世代交代とも言うべき変革期を迎えている。

 それを象徴するのが米IBMのグループウエア「Notes/Domino」の名称変更だ(図1)。2013年3月から提供する最新版の名称は「Notes/Domino 9 Social Edition」。初版の発売から24年、米IBMが米ロータスを買収してから17年を経て、ついに「Lotus」ブランドが外れた。従来型グループウエアのイメージを払拭し、SNSなどに慣れ親しんだソーシャル世代に認知される製品へと脱皮を図る。

図1●日本IBM「Notes/Domino 9」の画面例
図1●日本IBM「Notes/Domino 9」の画面例
Lotusブランドを止め、ソーシャルの機能を強く打ち出した

 「新版の特徴は名前の通り、ソーシャル関連の機能を強化したことだ」と日本IBMソフトウェア事業Collaboration Solutions事業部第一クライアント・テクニカル・プロフェッショナルズの松浦光部長は話す。例えば画面にはFacebookやTwitterと同じ、新着情報を時系列で表示するタイムライン形式のユーザーインタフェース(UI)を取り入れた。

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