リコーの「RICOH Conference Center」は、端末としてiPadを利用する電子会議サーバーソフトである。専用のクライアントソフト「RICOH Smart Presenter」を動作させた最大350台のiPad同士の間で、資料の共有や閲覧ページの同期、資料への書き込みなどができる。
主な使い方は以下の通り。会議の開催者は、会議資料をWeb経由でサーバーに登録する(サーバー側でPDFに自動変換する)。会議の参加者はこれをiPadにダウンロードする(会議の終了時に自動消去可能)。発言者がPDFのページをめくると、参加者のPDFも同期してページがめくられる。
iPad側では、同期モードと非同期モードをボタン一つで切り替える。非同期モードでは、発言者のページめくりとは独立して、自前でページ操作ができる。発言者の切り替えもボタン一つで可能。誰でもボタンを押せば発言者になれる(開催者だけを発言者にするロック機能もある)。
閲覧している資料の上に、手書きでメモを書くこともできる。同期モードでメモを書けば参加者全員でメモの内容を共有できる。一方、非同期モードでメモを書くと、個人メモとして利用できる。
また、サーバーを介する使い方のほかに、iPad上のクライアントソフトだけで電子会議を開催する使い方もできる。この場合は、一つの会議に参加できるiPadの台数が10台までの小規模に限られる。さらに、開催者は資料を最初からPDF形式で用意しておく必要がある。
RICOH Conference Centerの概要
ソフトウエアの種類 | PDF資料と閲覧ページをオンラインで共有する電子会議ソフト |
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サーバーソフトの価格 (税別) | クライアントアクセスライセンス10台分が付いた最小構成:30万円 追加クライアントアクセスライセンス1台:2万5000円 追加クライアントアクセスライセンス10台:20万円 追加クライアントアクセスライセンス100台:18万円 |
サーバーソフトの稼働OS | Windows Server 2008 R2 |
クライアントソフトの価格 | 無償 |
クライアントソフトの稼働OS | iPad2以降(iOS 5.1以降) |
発表日 | 2013年2月19日 |
出荷日 | 2013年2月19日 |