Q1. 半年以内にタブレット端末を購入する予定はありますか
Q1. 半年以内にタブレット端末を購入する予定はありますか

 米グーグルの「Nexus 7」や米アップルの「iPad mini」、米アマゾン・ドットコムの「Kindle」など、タブレット端末の新製品が相次ぎ登場している。そこで今回は、タブレット端末を半年以内に購入する意向があるかどうかを読者モニターに尋ねた。結果は、予定なしが72.9%。予定があるは10.7%、検討中は16.4%にとどまった。

 現在の保有状況を聞くと、1台保有が26.6%、2台が5.1%、3台以上が1.4%で、保有者は全体の3割強。ただタブレット端末を購入予定とした回答者のうち非保有者は52.2%で、約半数がリピーターである。つまり、端末の多様化は進んでも、まだ需要が低いのが実情だ。自由意見でも「タブレットならではの活用方法が見当たらず、中途半端」「スマートフォンがあれば十分」といった厳しい意見が目立った。

 購入予定の端末は「iPad/iPad mini」が52.2%と最も多い。2位が「Nexus 7」の30.4%、3位が「Kindle」の21.7%となっている。端末の選択時に重視する点は、やはり「価格」が79.3%と圧倒的に多い。以下、2位が「軽さ」の69.0%、3位が「電池の持ち時間」の56.9%で5割以上を占めた。ブランド(9位)やデザイン(12位)より、実用度を求めるユーザーが多いようだ。なお、軽さと電池の持ち時間に特化して優先順位を聞いた結果では、軽さ優先が19.2%、電池優先が19.6%、両方のバランスで選択が59.3%となっている。

Q2. 端末の選択時に重視する点は何ですか(上位を抜粋)
Q2. 端末の選択時に重視する点は何ですか(上位を抜粋)

 タブレット端末の購入時に悩ましいのが、3G/LTEの通信機能の有無。3G/LTEでどこでも通信できれば便利だが、スマートフォンと一緒に保有すれば毎月の通信費が2倍弱に膨れ上がる。それでも「便利なので(3G/LTEが)必要」とした回答者は27.1%。ほかは「高いので不要」が16.8%、「Wi-Fi環境でしか使わないので不要」が15.0%、「モバイルWi-Fiルーターがあるので不要」が21.0%、「スマートフォンのテザリング機能があるので不要」が18.7%と意見が割れた。

Q3. 端末に3G/LTE の通信機能は必要ですか
Q3. 端末に3G/LTE の通信機能は必要ですか
回答者のコメントから
 パソコン、タブレット端末、スマートフォンと複数の端末がある中、何をどのタイミングで利用すべきか、使い分けの提案がうまくできていない印象を受ける。
 どれもこれも通信費がかかる問題もある。1人で複数台の端末を所有する場合の通信費の削減を含め、効果的な活用方法をまとめて提案してほしい。
●調査概要
調査対象:「日経コミュニケーション」読者モニター
調査方法:日経BPコンサルティングのインターネット調査システムで実施
調査日程:2012年11月16日~25日
回答企業数(回収率):388社中214社(55.2%)