カゴヤ・ジャパンの「TeraStationリモートバックアップサービス」は、月額制の遠隔バックアップサービスである。ユーザー企業とデータセンターにそれぞれ設置したバッファロー製NAS(TeraStation)同士をインターネットで接続し、NASの標準機能を使って運用する。この結果、比較的安価で済むという利点がある。
ユーザー側には小型キューブ状のNAS製品「TS-QVHL/R6シリーズ」を貸し出す。一方、データセンター側にはユーザーごとに1Uラックマウント型のNAS製品「TS-RVHL/R6シリーズ」を確保する。両シリーズとも、容量4T/8T/12Tバイトの3機種がそれぞれ用意されている。
バックアップスケジュールは、日/週/月の単位で開始時刻を指定する。スケジュールは最大8件まで登録可能で、1件につきバックアップ対象フォルダを10個まで指定できる。指定した時刻になると、ユーザー企業側からデータセンター側にコネクションを張り、データを暗号化して転送する。
バックアップ方法は、いわゆる増分バックアップ(前回のバックアップ時点からの差分だけをバックアップする方法)である。動作モードとしては、バックアップ先にしかないファイルを削除する「差分バックアップモード」と、バックアップ先にしかないファイルを削除しない「増分バックアップモード」のいずれかを選ぶ。
バックアップ容量に応じて2T/4T/6Tバイトの3種類のサービスメニューを用意した。また、サービスの利用に当たっては、ユーザーごとに固有のインターネット接続回線を、カゴヤ・ジャパンのデータセンターに設置する必要がある。
TeraStationリモートバックアップサービスの概要(価格は税込み)
サービス内容 | ユーザー企業にレンタル式で設置したNASのデータを、NASの標準機能を使ってデータセンター側のNASにバックアップする | ||
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利用するNAS | ■ユーザー側:TS-QVHL/R6シリーズ(キューブ型) ■データセンター側:TS-RVHL/R6シリーズ(1Uラックマウント型) | ||
月額費用 | プラン名 | バックアップ容量 | 月額費用 |
2TBプラン | 2Tバイト | 6万3000円 | |
4TBプラン | 4Tバイト | 8万4000円 | |
6TBプラン | 6Tバイト | 10万5000円 | |
2TB冗長化プラン | 2Tバイト | 9万4500円 | |
4TB冗長化プラン | 4Tバイト | 12万6000円 | |
6TB冗長化プラン | 6Tバイト | 15万7500円 | |
初期費用 | 8万4000円(全プラン共通) | ||
回線費用 | ■10Mビット/秒(占有型):月額4万2000円 ■100Mビット/秒(共有型):月額6万3000円 ■ユーザーが自前でプロバイダと契約する場合:カゴヤ・ジャパンに月額4200円を支払う | ||
発表 | 2013年1月10日 | ||
提供開始 | 2013年1月10日 |