インフラ構築/運用

ノーク岩上の調査データに見る賢いIT選び

第12回:クラウドやスマートデバイスに備えて知っておきたい運用管理/資産管理の今

2012/11/16

岩上 由高=ノークリサーチ シニアアナリスト

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 運用管理/資産管理の分野にはPC資産管理から始まり、高度なITサービス管理まで非常に幅広い製品/サービスが存在している。そして、今後はクラウドやスマートデバイスなどの新たな要素との関連も深まっていく。

 例えば、OpenStackやCloudStackといったクラウド構築/管理プラットフォームと、既存の運用管理/資産管理との組み合わせ、または使い分けを考えていく必要がある。スマートデバイス活用に伴うMDM(モバイルデバイス管理)と従来のPC管理を「端末管理」という観点でまとめるのか、それとも個別に対処するのかも重要な検討課題だ。こうした時に正しい選択や判断を下すためには、運用管理/資産管理の現状を把握することが必要となる。

 そこで今回は製品やサービスのシェア状況やユーザー企業が今後重視する項目といった調査データを基に、運用管理/資産管理の最新状況を俯瞰(ふかん)していくことにする。

 まずは運用管理/資産管理を広い枠組みで捉えてみよう。

 以下のグラフは年商5億円以上~500億円未満の企業に対し、「導入済みの運用管理/資産管理の製品/サービスのうちで最も主要なもの」を尋ねた結果である(図1)。つまり、運用管理/資産管理における、導入社数に基づく製品/サービスのシェアを表している。

図1●運用管理/資産管理の導入済み製品/サービスのうち最も主要なもの
[画像のクリックで拡大表示]

 ここでの「運用管理/資産管理」は、サーバー、PC、ストレージ、ネットワークなどの管理/監視/運用、ジョブ管理、高度なサービスマネジメントなど、非常に幅広いソリューションを含んでいる。

 製品/サービスの機能や評価を比較する際は「サーバー管理」「PC管理」などといった管理対象による区分けや、「構成変更管理」「障害予知」などの運用管理タスクの観点での区分けを設定し、それぞれの枠内で詳細な分析を行うといったアプローチが一般的だ。だが、冒頭でも述べたように、今後は運用管理/資産管理の在り方そのものが変わっていく可能性もある。

 そこで、「運用管理/資産管理」を広く捉えた場合、ユーザー企業は導入済みの製品/サービスの中でどれを最も重要なものと考えているのか。それを知ることが、重要な意味を持つはずだ。図1はそれを反映したものといえるだろう。

統合運用のスイート製品は幅広い年商範囲で導入

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