SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)部門は第4回と同じ3領域に分けて集計した。グループウエアやWeb会議などの「汎用情報系」、ERP(統合基幹業務システム)やCRM(顧客関係管理)といった「汎用業務系」、教育機関向けや電子カルテなどの「特定業種業務向け」である。SaaS部門のベストサービスは、合計28サービスを選出した。
汎用情報系では16サービスを選出した(表1)。ネットラーニングやブイキューブのサービスなど、多くは第4回にも選出されたサービスだ。日本ユニシスのサービスが増え、NTTコミュニケーションズのサービスがべストサービス入りした。
汎用業務系では、4サービスを選出(表2)。日立製作所、ネットスイート、日本オラクル、NTTコミュニケーションズは前回もベストサービス入りしていた。日立製作所は前回同様、「サービス内容」と「実績」で満点を得た。
NTTコミュニケーションズは今回、操作画面や業務ロジックの設計・構築などの自由度を6項目について評価する「カスタマイズ」で満点を得た。
特定業種業務向けでは、8サービスを選出した。日本ユニシスの「学校向け授業管理システムRENANDI」とwiwiwの「wiwiw(ウィウィ)」は、ベストサービスとして初選出になる。
wiwiwは育児休業者をオンライン講座やオンラインコミュニティ(企業専用掲示板、総合掲示板、情報交換メール)などで支援する。育児休業者の支援という明確な目的に基づいて、ユーザー企業に提供されるところが特徴だ。