グループウエアの利用形態は、クラウドへの移行やマルチデバイスでの利用などにより、様変わりしようとしている。今後、人々のワークスタイルに変革をもたらす可能性が高い。そこで、ITpro Active読者を対象にアンケート調査を実施した。実際に仕事に使っている製品/サービスについて利用実態や評価を尋ねた。

満足度はオンプレミス型よりもクラウド型の方が高い

 まず、システム形態から見ていこう。主に仕事に使っているグループウエアは、Google AppsやMicrosoft Office 365のようなパブリッククラウド型が22.4%、その他(オンプレミス型など)が61.9%、分からないが15.7%である(図1)。

図1●主に仕事に使っているグループウエアのシステム形態(単一回答)
図1●主に仕事に使っているグループウエアのシステム形態(単一回答)

 ユーザーの満足度はグループウエア全体で見ると、満足が7.9%、ほぼ満足が34.2%で合計すると42.1%にのぼる。普通は37.6%。一方、やや不満は12.2%、不満は8.1%で合計すると20.3%どまり。総合すると、悪くない評価といえる。

 これをシステム形態別に見ると、オンプレミス型などよりもパブリッククラウド型の方が満足度が高いという傾向が出た(図2)。まず、パブリッククラウド型は満足が21.6%、やや満足が36.1%で合計は57.7%と過半数に達する。普通は26.8%。一方、やや不満は10.3%、不満は5.2%で合計すると15.5%。これに対してオンプレミス型などは、満足が4.5%、やや満足が33.6%で合計は38.1%どまり。普通は38.8%。一方、やや不満は13.1%、不満は10.1%で合計すると23.2%にのぼる。

図2●システム形態による満足度の違い
図2●システム形態による満足度の違い

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