ここにきて、「標的型攻撃」と呼ばれるサイバー犯罪が国内でも頻繁に話題に上るようになった。しかしながら、万全の対策ができているという企業はいまだ少数であり、その脅威の本質も十分に理解されているとは言い難い。こうした新手のサイバー犯罪が示唆しているのは、長く信じられてきたセキュリティ対策の“常識”が通用しなくなりつつあるという厳しい現実である。本特集では、4回にわたり、標的型攻撃時代のセキュリティ対策のポイントについて述べる。

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