ソリューションクローズアップ [ネットワーク仮想化] フォロー DC内スイッチだけの置き換えでコスト抑制、「DCB」でLANとSANの統合も視野に 兼松エレクトロニクスの提案 勝田 俊輔=兼松エレクトロニクスネットワークシステム営業本部 ネットワークシステム営業部 2012.09.12 出典:日経コミュニケーション 2012年8月号 pp.68-69(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) コピーしました できる限りコストを抑えるために、データセンター(DC)や各拠点に設置したルーターを流用しつつ、東京と九州のDC内にイーサネットファブリックによる高速ネットワークを構築する(表1)。サーバーに接続するイーサネットには、優先制御、フロー制御、輻輳通知などの仕組みを備え、10Gビット/秒に対応した新しい規格のDCB(Data Center Bridge)を採用(図1)。高速化を図るとともに、要望に合わせてLANとストレージエリアネットワーク(SAN)の統合も可能にする。 表1●イーサネットファブリックと高信頼イーサネット規格で10Gビット/秒のLANを実現 [画像のクリックで拡大表示] 図1●米ブロケード コミュニケーションズ システムズの製品を使ったソリューション [画像のクリックで拡大表示] 既存ネットワークのうち、スイッチ以外は基本的に機器や構成を変更しないものとし、最小限の変更とすることで設計工数と機器費用を抑制する。またDC内は、イーサネットファブリックを実現するためにシングルベンダー構成を基本とするが、DCBなど標準技術を採用することで、マルチベンダー環境にも対応しやすくなる。 この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です 会員の方はこちら ログイン 未登録の方はこちら 会員登録 日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。 次ページ TRILLを使いマルチパス接続 1 2 編集部イチ押しの資料(ホワイトペーパー) 世界の通信キャリアがクラウド活用を加速!通信業界の最新ユースケースは エッジコンピューティング最新事例:カギを握る小型・堅牢サーバーの実力は 日本企業のIT部門が抱える様々な課題を生成AIで解決するソリューションが登場 AI環境を自前でつくる:ベンダー4社が解説するインフラ構築のポイントとは? ID/パスワード入力はもう要らない!これからのSSOの「新しいカタチ」とは 画像認識を顧客対応に生かす:エッジコンピューティングで実現する次代のCX このコラムのバックナンバー 拡張性重視とコスト重視の2案を提示、DC間はVPLSでレイヤー2接続 2012.09.13 目次 2012.09.11 ファブリックスイッチ導入が主流、DC間接続などのアプローチに違い 2012.09.11