国内の電子カルテ市場は、緩やかに拡大し続ける。シード・プランニングによると、2015年の市場規模は1327億円で、2010年の約1.2倍に拡大する見通しだ。けん引するのは、病院向けの電子カルテ市場だ。2015年の病院向け市場は1098億円で、2010年から約200億円増える。東日本大震災では、カルテの電子化やバックアップの重要性が改めて認識された。これが地域医療連携のシステム化や電子カルテ導入の契機となり、市場拡大を後押しする。