日本のスマートフォンユーザーは、欧米のユーザーに比べると検索エンジンを利用する頻度が高い。一方で、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)をスマートフォンから利用する割合は、欧米や中国、韓国を下回る。

 国や地域によって、スマートフォンの使い方や利用頻度が異なる実態が、グーグルと調査会社の米イプソスなどが実施した調査で明らかになった。世界30カ国、合計3万人に対して2011年3月から7月にかけて実施した調査である。

 検索エンジンの利用頻度が「高い」と回答した割合は、欧米に比べて日本や韓国、中国(都市部)が高い。韓国は76%、日本と中国(都市部)は68%であるのに対し、米国は57%、フランスは51%である。

 SNSの利用頻度が「高い」と回答した割合は、中国(都心部)が最も高く66%である。韓国は55%、米国は54%と半数を超えた。一方、日本は37%である。フランス(45%)やロシア(40%)を下回った。

 今回の調査では、ほかにも「動画サイトの利用頻度」や「モバイルコマースの経験の有無」「スマートフォンにインストールしているアプリケーションの数」などを聞いた。これらの集計結果はグーグルの特設サイト「Our Mobile Planet」で公表している。

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