NTTコミュニケーションズのクラウド「BizCITY」のサービスの一つである「Bizデスクトップ Pro」(BDP)を使ったシステムを提案する(表1)。Windows Serverを仮想マシン(VM)にインストールしてリモートデスクトップサービス(RDS)を提供する「BDP(標準型)」で、当社の閉域網サービス(Arcstar Universal One、Arcstar IP-VPN、e-VLAN、Group-VPN)と保守窓口を含めて一元的に提供する(図1)。これらのサービスを契約していれば、社内だけでなくインターネット経由でどこからでもBDPを利用できる。USBキーを使うため、端末は問わない。

表1●NTTコミュニケーションズの提案
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図1●仮想デスクトップのクラウドサービスへはSSL-VPNか閉域網のArcstar Universal One経由で接続する
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 仮想デスクトップとしての基本サービスを集約したレディメイド型で短期間にコストを抑えて導入できる。ただし運用関連の細かな点については、セルフサービス型が基本である。

 例えば端末は提案の範囲外。ID登録・削除、アプリケーションのインストールやパッチ管理、ログ収集・分析などについては、BDP(標準型)としては提供していない。契約企業にサーバーの管理者権限を割り当て、ユーザー自身で管理を実施することを前提としている。

 なおBDPには、米シトリックス・システムズのXenDesktopを使う「カスタマイズ型」もある。このサービスでは、端末提供・保守、システム構築のほか、前述の運用までカバーする。

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