クラウドサービスのような新しいアーキテクチャを採用する際には、経営層や従業員の理解や後押しが欠かせない。最新の「景況・IT投資動向調査」では、クラウドサービスに対する経営層や従業員の関心度合いを調べてみた。

 具体的には、調査の回答者であるCIOやシステム部長に対し、この1年以内に経営層や利用部門の従業員から「クラウドの特徴や効果について聞かれたか」「競合他社の利用状況について聞かれたか」などを尋ねた(図1)。

図1●クラウドサービスに対する経営層と利用部門の関心度合い
図1●クラウドサービスに対する経営層と利用部門の関心度合い
回答者(システム部長やCIO)に対し、「この1年以内に経営層や利用部門から聞かれたり指示・依頼されたことは何か」を聞いた

 この結果を見る限り、経営層の関心は低くはないようだ。クラウドの特徴や効果、自社の導入状況や予定などをCIOやシステム部門に質問している割合は、利用部門の従業員よりも経営層の方が高い。3社に1社の経営層は、この1年のうちにクラウドの特徴や効果についてCIOやシステム部長に質問していた。

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