2003年頃に仮想化というキーワードが認知され始めた。8年が経ち、現在では当たり前の技術になった。
仮想化ソフトは、以前は複数の選択肢があったが、現在では専業ベンダーのVMwareが一人勝ちの様相を呈している。ユーザー企業は、ITの共通基盤として安定動作させるため、市場での評価が高い製品を選んでいると見られる。
仮想化への取り組み方に応じて、ユーザー企業は大きく三つに大別できる。(1)全社規模で仮想化に取り組んでいる会社、(2)全社規模ではないが、仮想化技術を導入済みの会社、(3)まだ仮想化技術を導入していない会社---である。