セブン&アイ・ホールディングスグループで食品スーパーマーケットを展開するヨークベニマルは、人事給与システムを刷新した。新システムは、子会社のライフフーズ、本部機能(人事、財務・システム部門など)の統合を進めているヨークマートの3社で共同利用する。対象の従業員数は約4万人である。3社の人材情報を統合管理し、適正な人材配置を図るのが主な狙い。給与計算などの事務処理をヨークベニマルに集中し、システムを一元管理することでコスト削減も進める。

 システム構築を手がけたのは電通国際情報サービス。新システムは同社のパッケージソフト「POSITIVE」を使っており、約4万人の給与計算を10分以内に処理できるという。野村総合研究所が別途構築した勤怠管理システムと連携して動作する。人事データを相互にやり取りし、データの二重登録を避けられるようにした。