販促キャンペーンの設計作業を支援するシステムを構築した。

 従来は対象者をリストアップする作業が複雑なため、特定の担当者しかキャンペーン設計ができなかった。その結果、その担当者の負荷が高いときは、きめ細かなキャンペーンをタイムリーに実施できないとか、効果分析に時間がかかるといった問題を抱えていた。

 そこで、特定の担当者でなくてもキャンペーン設計ができるように、多様なターゲットリストを統合するとともに、キャンペーン内容に合う対象者をGUI画面から容易に抽出できるようにした。

 システム構築には、キャンペーン支援機能を持つSASInstitute Japanの「SAS Campaign Management」を用いた。今後、DM、カタログ、電話など多様なチャネルのコンタクト履歴を統合管理し、キャンペーンをより細かい粒度で効率的に実施できるようにする。