子会社や関連会社を含めたグループ全体の経営情報をまとめ、可視化して分析するためのBI(Business Intelligence)システムを構築した。世界各地にある現地法人からも情報を集める。

 各社の売り上げや契約実績、予算などの情報を集め、機械部門やエネルギー・金属部門など各事業部門の特性に合わせた経営指標を調べられるようにする。事業投資における損失リスクも分析でき、損失の予防や抑制を図ることが可能としている。

 従来は、情報の入力に手間がかかるなどの理由から、グループ会社の情報収集に時間を要していた。新システムでその時間を短縮する。BIソフトとして米Oracleの「Oracle Business Intelligence Enterprise Edition」を採用。システム構築は日商エレクトロニクス、新日鉄ソリューションズ、日本オラクルが支援し、4カ月間で完成させた。