システム基盤および交通費精算システムのクラウドサービスをそれぞれ導入した。どちらのサービスもNECが提供している。システム基盤のサービスでは、同行のデータセンターに、NECが所有するブレードサーバーやストレージ装置などのハードウエアを設置。同行専用のサービスとして利用する。

 サーバーCPUはコア単位の課金を採用するとともに、ミドルウエア以上はオプションのサービスとするなど、IaaS、PaaS、SaaSのいずれでも利用できる柔軟な料金体系を採用している。2011年3月からサービスの利用を開始した。

 交通費精算システムはSaaSとして導入した。行員が紙で申請・承認していた交通費精算業務をWebブラウザー上で実行可能になり、ペーパーレス化と業務効率化を図れる。こちらは2011年3月から本部で試行を始めており、2011年中に行内の全部門に拡大する。