事例
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データ分析で台風の被害状況を予測
沖縄の損害保険会社である大同火災海上保険(那覇市)はデータ分析システムを駆使して、台風の被害状況予測に乗り出している。台風の経路や発生件数といった統計データを収集・管理。これに保険の契約情報や保険金の支払額といった自社内に蓄積したデータを組み合わせ、台風の被害状況を予測している。
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基幹系をクラウドで全面刷新、10年分の遅れを取り戻す
ミサワホームがシステム改革プロジェクトを推進中だ。新たなシステム投資を凍結せざるを得なかった“失われた10年”の遅れを取り戻すため、会計や営業支援、受発注管理など10種類の基幹系/情報系システムを再構築する。全てのシステムをクラウド上に構築することで、システムのグループ統一を推進するほか、構築・運…
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ウェブサイトや通信教育の顧客を統合管理
英語教材大手のアルク(東京・杉並)は2014年夏、中核となるウェブサイト「SPACE ALC」および「アルクオンラインショップ」を統合した新サイトをオープンする。同社はウェブサイトの会員やオンラインショップの購買客、通信講座や書籍教材などの購入者など、複数の事業部門に分散している顧客情報を、統合管…
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標的型攻撃に備えて出口対策、「侵入される前提」で手を打つ
食品用ラップフィルム「NEWクレラップ」で知られる化学メーカーのクレハは2011年以降、標的型攻撃への対策を進めてきた。2011年9月に大きく報道された三菱重工業へのサイバー攻撃がきっかけとなった。「以前は、攻撃は水際で止まるものだと考えていた。事件をきっかけに、それだけでは済まない可能性があると…
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データセンターの構成を分散から集中へ、国内最大規模のL2ファブリック構築
国内最大規模の電子商店街「楽天市場」を運営するなど、今や日本を代表するインターネット企業へと成長した楽天。そんな楽天は2013年5月から、同社の大部分のサービスを支える新データセンターを新たに稼働させた。
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営業担当者1400人にiPadを配布、自作動画のフル活用で提案力向上
三和シヤッター工業は2012年12月、米アップルの「iPad」(第3世代)を約1400台導入した。端末には、建材のカタログデータや取扱説明書、取付説明書、マニュアル、提案用のプレゼン資料などが入っており、全国の営業担当者が活用する。
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OCRでテナント管理業務を省力化
東海3県で駅ビルの「アスティ」など12の商業施設の管理・運営を手掛ける名古屋ステーション開発(名古屋市)は、2013年9月から入居テナントの日次売上照合業務にOCR(光学的読み取り装置)を導入した。社員の手作業に頼っていた業務を自動化し、作業時間を短縮する。富士通マーケティングが提供する「GLOV…
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社内SNSで社員同士の風通しを“修繕”、メーカー業と小売業の相乗効果アップ
プラモデルやフィギュアを手掛ける壽屋(コトブキヤ)は2013年3月、スペインのジンクロ・テックが開発した社内SNSサービス「Zyncro」を導入した。ZyncroはFacebookやTwitterのような「ウォール」を使いながら、社内のメンバーに閉じたコミュニケーションができるサービスだ。国内では…
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日本一の麻婆豆腐の味、クラウドで守る
「赤坂四川飯店」などのブランドで、中国料理店14店舗を運営する民権企業(東京・千代田)は、2012年7月から販売管理クラウドの利用を開始した。主力4店舗の販売実績や収支に関するデータを一元管理し、本社でデータ分析を実施している。
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個社の要望より全体最適を優先、シングルインスタンスで実現
映画や演劇、不動産などの事業を手がける松竹は現在、本社とグループ14社の会計システムを統合中だ。アプリケーションやミドルウエアを複数社で共用する「シングルインスタンス」方式を採用することで、会計基準変更に迅速に対応できるようにしたり、グループ全体の経営状況を素早く把握できるようにした。
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オフィスからサーバー一掃、全てクラウドに
プロパンガス販売を中心に住設機器やエネルギーなど生活関連サービスを展開するシャイニングサービス(千葉県船橋市)は、社内のExchangeサーバーやファイルサーバーを撤去し、すべてクラウドに切り替える。並行稼働を開始しており、9月末には切り替えを完了する。
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先端システムを現場主導で開発、グループ共通BOMが成功の鍵
ベーカリー店「アンデルセン」などを展開するアンデルセングループは、これまで5年を投じてシステム開発・運用体制の改革を進めてきた。グループ共通の材料表(BOM)などを備えた基幹系システムを整備したのを機に、システム部員を利用部門へ異動。Hadoopを使った原価計算システムなど先進的な業務システムを、…
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頻繁な組織変更をクラウドで一斉反映
ダーツマシンやゴルフマシンなどのアミューズメント機器を主に東南アジア向けに販売するダーツライブは、Amazon Web Service(AWS)上で開発した組織管理システムと、インフォテリア製のシステム連携ソフト「ASTERIA WARP」を組み合わせて、社員情報管理を自動化する仕組みを実現した。
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キュレーションサービス活用し品質改善へ
臨床検査装置を手がけるエイアンドティーが、製品の品質改善策の一環でビッグデータ分析に取り組んでいる。ある検査装置の特定部品(「電極」と呼ぶ消耗品)の不良率を低減するため、2万台分の生産管理データや品質管理データ、検査データなど大量のデータを分析し、生産・品質管理工程での問題点を抽出する活動を2012…
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HP製タブレットPC1000台を導入へ
マンション・ビル管理大手の日本ハウズイングは、営業職や管理職向けのモバイル端末として、Windows8搭載タブレット「HP ElitePad」(日本ヒューレット・パッカード製)を約1000台導入する。2013年6月にはまず、千葉県柏市、東京都立川市の2営業所と、本部役員向けに100台ほどを先行導入し…
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キャリアFMCで固定電話をほぼ撤廃、フリーアドレスとスマホで機動性向上
野菜飲料などの製造・販売を手掛けるカゴメは2013年3月、NTTドコモのスマートフォン「GALAXY S III SC-06D」(韓国サムスン電子製)を約1100台導入した。メールやスケジュールの閲覧、社内情報の確認、各種申請や承認などに使う。移動中の隙間時間や社外における空き時間を有効活用するこ…
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社員4400人をITでつなぐ、コラボ促進とコスト削減図る
化学メーカーのカネカは2013年1月、本社ビル移転を機にワークスタイル改革プロジェクトを完遂した。軸となるのはコミュニケーション基盤の刷新。業務メールのクラウド化や統合コミュニケーションツールの導入、既存のPBX(構内交換機)の廃止などにより、社員4400人がいつ、どこででも業務を継続できる環境の…
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情報共有クラウドとSkype合わせWeb会議
社外にいる同僚とネットで打ち合わせをする担当者。そのマーケティング担当者が使うWindows 8搭載パソコン(PC)の画面を見ると、左側に同僚を映した映像が並び、それぞれから声が聞こえてくる(写真)。画面右側には、打ち合わせの内容を示す資料が大きく表示。担当者が手書きの線を加えてディスカッション。…
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国内と国外のIT基盤を統一、SharePointでファイルサーバー減らす
日本たばこ産業(JT)はたばこと塩を国内で独占的に販売する日本専売公社から、グローバルにビジネスを展開する多角経営グループへと脱皮してきた経緯がある。1985年に株式会社化してから、医薬品分野や食品分野などへの事業進出を加速してきた。
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遊びにも自由に使えるiPadを全社員に配布、社員の創造性を活性化
様々なエンターテインメント事業を手がけるフィールズは、2010年5月にiPadが日本で発売されると同時に、全社員に対して約800台の「初代iPad」を導入。この3月末には、最新の「第4世代iPad」へとリプレースを開始した。