平素は日経BP社に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
「日経SYSTEMS」は、ITエンジニアに求められる「現場力」を磨くための月刊誌です。情報システムの提案・設計・開発・テスト・運用に携わるITエンジニアを対象としており、現在約3万人の方々にご購読いただいています。
ITエンジニアが身に付けるべきスキルは何でしょうか?
情報システムはハードウエア、ミドルウエア、そしてITエンジニアが作成するソフトウエアが複雑に組み合わさった、有機的なものです。その複雑さは、ほかの業界で作られるモノを見渡しても群を抜いていると思います。しかも、システムは一つとして同じものがなく、一つひとつのシステムが、いわば「新製品」として開発されるわけです。そんな情報システムを設計・開発・運用するには、極めて高度なスキルが必要です。それも1人の天才がいればいいのではなく、システムの設計や開発は人の手で行われるので、多数のITエンジニアが高度なスキルを身に付けなければなりません。
まずは先人に学ぶことです。大規模システムに果敢に挑戦した先人たちのノウハウは、誰もが実践できるものとして各現場や業界に蓄積されてきています。そうした「システム構築スキル」は、ITエンジニアが学ぶべき一つめのスキルです。システム構築スキルはどんなシステムにも、どんなテクノロジーにも適用できます。システムは一つひとつ違うわけですから、汎用的であることがポイントです。しかし汎用的であるということは、役に立つ半面、それだけでは不十分です。システム構築スキルだけでは、情報システムを作ることができません。
システムは多くの技術・製品を使って作られています。先人たちが使っていた技術と、現在のITエンジニアが使う技術は同じではありません。例えば、クラウドコンピューティングの領域で使われている各種技術は、以前はなかったものです。既存の重要技術に加え、こうした新しい技術を学び、システム構築スキルと組み合わせて適用していくことが必要なのです。ITエンジニアの学ぶべき二つめのスキルは、「技術・製品スキル」です。
まだあります。ITエンジニアの仕事の中身は、人と会って話を聞いたり、人にうまく説明したりすることが多いのです。多くの関係者と上手にコミュニケーションを取って、仕事を円滑に進めていく力は、ITエンジニアには不可欠です。ITエンジニアが身に付けるべき三つめのスキルは話す力、聞く力、プレゼン力などの「ビジネススキル」です。
「システム構築スキル」「技術・製品スキル」「ビジネススキル」。この3つは、すべてのITエンジニアが学ぶべきスキルです。日経SYSTEMSを読むことで、この3つのスキルをバランスよく身に付けることができます。
上を目指すあなたに必要なスキルとは
もしあなたが現場経験を重ねたITエンジニアなら、次のステップに踏み出したいと思っているはずです。どうすればステップアップできるのでしょうか。そもそも、何をしていくべきなのでしょうか。
進むべき道は2つあります。一つはプロジェクトマネジメントを極める道です。システム開発は他業界を見渡しても、リスクだらけで極めて難易度が高いプロジェクトです。そんなITプロジェクトを成功に導くのは、とてもやりがいのある仕事です。この道に進むには、「プロジェクトマネジメント(プロマネ)スキル」を身に付ける必要があります。
もう一つの道は、ITのさまざまなアーキテクチャーを極める道です。どのテクノロジーをどのように組み合わせ、どんな構造のシステムを、どのような方法で作るのか。それらを「ITアーキテクチャー」と呼びます。システムに唯一無二の正解はなく、同じ目的を達成するのに、いくつもの方法があります。正解がないからこそ非常に難しく、システムの良しあしは、ITアーキテクチャーで決まるといっても過言ではありません。だからこそ、ITアーキテクチャーに責任を持つ仕事もとてもやりがいがあります。この道に進むには「アーキテクトスキル」を身に付ける必要があります。
「プロマネスキル」と「アーキテクトスキル」は、どうすれば身に付けられるでしょうか。残念ながらノウハウは体系化されていません。スキルは属人的です。属人的ですが、“すごい人”のやり方は、とても参考になります。日経SYSTEMSは優秀なプロマネやアーキテクトに取材し、そこで聞いた知見を使える形にして、できるだけ体系的に紹介していきます。日経SYSTEMSを続けてお読みいただければ、プロマネスキルもアーキテクトスキルも高めることができるはずです。
「システム構築スキル」「技術・製品スキル」「ビジネススキル」、そして「プロマネスキル」と「アーキテクトスキル」。日経>SYSTEMSを読むことで身に付けられるのは、この5つのスキルです。
「現場」に悩みあり、「現場」に解決策あり
日経SYSTEMSの特徴は「現場」という言葉に表されます。記者が丹念に現場を取材することで、ITエンジニアが今抱えている悩みや課題をつかみます。そしてその解決策をさまざまな角度から考え抜き、現場や有識者を徹底的に取材することで、読者に確実に役立つ情報をお届けします。ITの現場はもちろん、異業種にヒントを求めることも少なくありません。
成功事例はもちろん多くの失敗事例も取材し、現場の方々が得た知恵や教訓を紹介します。また、悩みや課題を解決する最新製品や新技術があるなら、それらの仕組みや特徴を図解などにより徹底的に分かりやすく解説します。
忙しいあなたにこそ「日経SYSTEMS」
「忙しくて読む時間が取れない──」。そんな方こそぜひ、「日経SYSTEMS」を手に取ってください。通勤時間やスキマ時間、休日の少しの時間を利用して読み続けるだけで、無理なくスキルアップできる誌面になっています。定期購読で自宅や職場に直接お届けしますので、買い忘れることもありません。毎月決まったタイミングで手元に届く日経SYSTEMSが、あなたのスキルアップを確かな「習慣」として定着させます。
日経SYSTEMSを読み続ければ、10年後、今以上に活躍するITエンジニアになることができます。誌面でお会いできることを楽しみにしています。
2012年3月























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