挑戦するITエンジニアを全力で支援したい

 システム構築の現場は今、10年に1度の変革期にきている――。20年前に起こったクライアント/サーバー、10年前に出てきたWebコンピューティングに続く新たな波が起こっています。一言でいえば、サービス開発の波です。

 ここでいうサービス開発とは主に、顧客や一般消費者を対象に、ITを活用して新しい事業/価値を開発することを意味します。商品を販売するだけでなく、顧客拡大や新商品開発にも利用されます。ネット企業だけでなく、一般企業も対応せざる得ない状況にきています。

 サービスを介して蓄積した多種多様なデータを分析・活用する環境も整ってきました。ITの活用で種々のサービスを生み出すのは、アイデア次第になってきます。今後、車載システムやウェアラブルデバイスなど各種機器がインターネットに接続し、相互に活用できる状況を想定すれば、この傾向は加速するでしょう。

 これからは、顧客に対して満足度を向上させたり、必要な商品をタイムリーに提供したり、社会的な課題を解決したり、これまでにないIT活用が広がるのは間違いありません。

従来レベルを超えたITスキルが必要に

 「日経SYSTEMS」はこれまで、情報システムの企画、設計、開発、テスト、運用に対する問題解決の情報を、多くの現場から収集し、提供してきました。こうした知見は“常識”として定着してきています。この常識は、基礎的な能力としてますます重要なものとなるでしょう。

 しかし、これだけでは新たなサービス開発の波に乗り切れません。ITを活用した新サービスの企画から、クラウドサービスやスマートデバイスを前提としたインフラの設計・構築、継続してシステムを発展させる開発・運用プロセスの確立、新たな状況でのリスクマネジメントまで、従来のレベルを超えたITスキルが必要とされます。

 これら実現する開発者や運用管理者、プロジェクトマネジャーやITアーキテクトは高いレベルが必要になるだけでなく、互いの枠を越えた専門スキルを求められるようにもなるでしょう。

基礎スキルから、今こそ必要なスキルまで

 日経SYSTEMSでは、こうした厳しい状況に挑戦するエンジニアやマネジャーを全力で応援していきたい。

 まず、設計やプロジェクト管理、開発プロセス、セキュリティなどの基礎的なスキルを、最前線のトップエンジニアから引き出して提供します。一見変わらぬスキルのようでも、徐々に発展しています。

 IT企画もこれまで以上に複雑かつ重要になるでしょう。企画・分析力だけでなく、提案力や聞く力など、本当に役立つヒューマンスキルも身に付けていきましょう。

 さらに、今こそ必要なスキルを、先行ユーザーの現場から抽出して提供します。特に、開発と運用が一体となって継続的にシステムを発展させる“DevOps”は要注目です。開発・運用を迅速に進めるための各種ツールの動向や活用法も取り上げます。

 いまやクラウドサービスをはじめとするインフラ構築の道具は、日進月歩です。各種サービスと、インフラを支えるハードウエアやソフトウエアの動向をとらえ、これらを組み合わせて実際に活用するためのノウハウをお届けします。

 システムの設計・構築・運用は、ますます複雑化し、エンジニアやアーキテクト、プロジェクトマネジャーの能力が高い価値を生み出す鍵となっています。こうした方々の活躍に役立てば、うれしく思います。

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