[2002/11/05]
2003年にブレイクする「ブロッグ」
ブロッグという言葉をご存じだろうか。「WebLog」の略で英語では「Blog」という造語だ。その日にあったことや、見聞きしたおもしろい話、仕事やサークル活動の記録などを徒然に記し、Web上で不特定多数に情報発信する試みだ。米国では大流行で、日本でも火がつきつつあるという。最近では伊藤穣一氏率いるネオテニーも目をつけているらしい。
個人的なホームページから発展したブロッグという概念は、専用ツールの拡充で火がついた。個人のホームページは持っていても、自分のホームページを毎日更新するのは相当に面倒だ。そこで、BLOGGER(http://www.blogger.com/)やMOVABLETYPE(http://www.movabletype.org/)といったベンチャーが勃興し、ネット上でブロッグ編集ツールを無料で提供しはじめた。
こうしたツールを使うことで、面倒なHTMLの編集作業から逃れることができる。他人のブロッグとのリンク機能や、アクセス権の設定などもできるため、米国のヘビーな“ブロッガー”たちは必ずこうしたツールを使うという。
じつは記者も、だいぶ前からブロッグのようなことをやりたかった。仕事として日経コンピュータに記事を書いているが、記事にならないおもしろい話は腐るほどある。例えば「仲の悪かったA社とB社の社長が、たまたま六本木のクラブで遭遇し、ママの仲介で手打ちをした」とか「契約間近の営業コミッションが3000万円以上になる予定の某社営業担当が、周りの嫉妬に恐れおののいている」など。
取材活動をしていると、日経コンピュータには関係ないが、ほかの媒体で書いたら相当うけると思われる話にも遭遇する。例えば「ある上場企業のベンチャー社長が、“米国市場への上場で株価をつり上げた上で自社株を売り抜けし、その後社員を解雇して技術だけ他社に売却する”という恐ろしい計画を抱いている」など。
仕事と関係なく、友人関係のなかで腹がよじれるほど笑える話も出てくる。それは、あまりにくだらない話なので、日経BP社という冠がついたこの場所では書けない…。そうした話が、宝の持ち腐れに思えるのだ。記者の性だろうか。
が、仕事と飲みに明け暮れる日々のなかで、どうもHTMLを編集する気になれなかった。そこで、ブロッグという言葉と、ブロッグ・ツールに出会った。さっそくやる気になった記者は、わざわざブロッグ用のドメイン名まで取得してしまった。知人のサーバーにバーチャルでホスティングしてもらい、接続確認もした。
あとはコンテンツ(記事)の拡充である。気負わずに日々コツコツと貯めていこうと思う。いつの日か、通算1億アクセスを超えるブロッグ的個人サイトの最大手「侍魂(http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/)」を抜くという密かな野望を抱いている。1億とまではいかないにしても、インターネット雑誌に取材されるくらいになったら、編集部のみんなに自慢がてら、ばらそうと思う。 (井上 理)
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