特番 Windows Vistaの新文字セットが引き起こすトラブル:ITpro

PICK UP

【Vista文字セット問題】
VistaをXPの字体に戻すというjp90タグの罠
 Windows Vistaの日本語フォントの内部には,jp90タグという仕掛けが実装されていて,Windows XPの字体に戻すことができるらしい。それは本当だろうか。そもそもjp90とはいったい何なんだろう。この疑問に答えるためには,JISにおける漢字コード規格の歴史を理解する必要がある。

【インタビュー】
VistaでUnicode以外の選択肢はなかったのか?
──京大の安岡助教授が語る

 「『JIS X 0213』の基本的な考えは,必要な漢字を使いたくても使えなくて困っている人たちを助けることだった」。こう語るのは,京都大学助教授の安岡孝一氏。1997年以来JISの委員としてJIS規格の文字コードの策定にかかわってきた安岡氏に,最近の文字コードの変遷や,Windows VistaにおけるJIS X 0213対応に関する見解を聞いた。

【Vista文字セット問題】
Vistaで化ける字,化けない字(続報)
 前報では,JIS X 0213の第一水準〜第三水準漢字7614字について,Vistaで新たに採用された日本語フォントセットであるメイリオとXP以前のMSゴシックを見比べ,7614字のうち318字が,VistaとXP以前との間で文字化けすることを報告した。今回は,残る第四水準漢字2436字と非漢字1183字について報告する。

【記者の眼】
複数の事象を混同しがちなVistaの文字問題
 既にいくつかの記事で報道されているように,Windows Vistaでは,JIS X 0213:2004(JIS2004)と呼ぶ規格に対応し,利用できる文字数が増えるとともに一部の文字の形が変わる。そのことで,Windows Vistaを使うと文字に関して何か問題を起こすかのように思われている節があるようだ。

【Vista文字セット問題】
Vistaで化ける字,化けない字
 11月30日に企業向けには出荷が始まったWindows Vista。そのVistaで,“文字化け”が起こるらしい。文字化けといっても,Webアクセス中にたまに見かける全く読めない文字の羅列になることはほとんどなく,その多くは似た文字が表示される程度である。ここでは,本来表示されるべき文字の形が少し違ったものが表示されるケースも“文字化け”として扱う。

【ニュース】
マイクロソフトがVista互換性情報サイト開設、新文字セットの詳細情報も公開
 マイクロソフトは12月1日、新OS「Windows Vista」の互換性検証発にかかわる情報を発信するサイト「Windows Vista対応支援センター」立ち上げた。アプリケーションの互換性テストを実施する際のノウハウやアプリ開発者向けの情報などを公開している。ここから、Vistaで新たに搭載した日本語の新文字セットについての情報も取得できる。

【ニュース】
マイクロソフトがVista互換性情報サイト開設
新文字セットの詳細情報も公開

 マイクロソフトは12月1日、新OS「Windows Vista」の互換性検証発にかかわる情報を発信するサイト「Windows Vista対応支援センター」立ち上げた。アプリケーションの互換性テストを実施する際のノウハウやアプリ開発者向けの情報などを公開している。ここから、Vistaで新たに搭載した日本語の新文字セットについての情報も取得できる。

【ニュース】
日本語文字セットがVista最大の問題として急浮上
 「どこでどういった問題が起こるのか分からない。まさかデータベースが壊れるということはないと思うが」――。国内大手ベンダーの幹部は不安そうに話す。この幹部が懸念するのは、Windows Vistaで採用された新文字セットの情報システムへの影響である。別の大手ベンダーのシステム構築部門も、「情報システムのクライアントとしてVistaを見た場合、最大の問題は日本語の文字セットだ。現在、共通の基盤技術セクションで影響を調査している」という。

【ニュース】
Windows Vistaで追加された文字の利用にはご注意
 既に報道されているとおり,Windows Vistaでは,日本語の扱いについて大きく2つの変更がある。1つは,一部の文字について形(字形)が変わること。もう1つは,利用できる文字が増えることである。これは,経済産業省が2004年に漢字コードに関するJIS規格を変更したことに対応するものだ。この新しい規格を「JIS X0213:2004(JIS2004)」と呼ぶ。

転ばぬ先の文字コード入門

第1回 文字化けが発生する原因と対策
 この講座では,様々な角度から文字コードの仕組みを解き明かしていきます。文字コードとは,文字を表すコード(本来数値でない情報を数値で表したもの)のことです。皆さんは,Webブラウザで表示した画面が文字化け(意味不明の文字が表示されること)した,という経験があるでしょう。文字化けは,Webブラウザ側で設定した文字コードと,Webページのファイルの文字コードの種類が違う場合に起こります。

第2回 文字コードの元祖ASCIIをマスターしよう
 コンピュータの世界には,様々な文字コード体系が存在しますが,Windowsユーザーが最低限知っておきたいものは,ASCII,JISコード,シフトJISコード,Unicode,EUCの5つでしょう。特にASCIIは,文字コードの元祖とも呼べるほど重要なものです。そのほかの大部分の文字コードは,ASCIIを基にして作られたと言っても過言ではありません。今回は,ASCIIの仕組みと特徴,および文字コードがディスプレイやプリンタに表示,印字されるしくみを説明します。

第3回 漢字を表す文字コードは一種類だけじゃない
 今回は,最低限知っておきたい文字コードの種類の中で,漢字を表せるものを紹介します。それは,JISコード,シフトJISコード,Unicode,EUCの4つです。PCやUNIXマシンで皆さんが現在,何という文字コードを使って漢字を表していて,それが今後どのように変わっていくかを確認してください。

第4回 プログラマにとっての文字コード
 今回は,Windowsアプリケーションを作成する場合に,文字コードをどのように取り扱えばよいかを説明します。Windowsアプリケーションは様々な開発ツールを使って作成できますが,ここでは主にVisual Basicを使います。Windowsは,現在,シフトJISコードからUnicodeへの転換期にありますが,プログラミングにも,それが如実に現れています。Visual BasicにもWindows自体にも,シフトJISコードとUnicodeの両方を取り扱う仕組みが提供されているのです。

第5回 フリー・ソフトを活用しよう
 これまでの連載を読んで,文字コードに関する知識が豊富になった皆さんは,文書ファイルの内容をダンプ・リストで確認したり,文字コードを変換してみたいと思われていることでしょう。前回の講座で説明したように,Visual Basicなどの開発ツールを使えば,文字コードを処理するプログラムを簡単に作成できます。ただし,もっと簡単な方法があります。それは,インターネットで無償配布されているフリー・ソフトウエア(以下フリー・ソフト)を使うことです。今回は,ベクターのWebサイトから入手できる便利なフリー・ソフトを紹介します。文字コードを取り扱うためのフリー・ソフトには,膨大な種類があります。入手先として示したURLにアクセスすれば,ここで紹介したもの以外にも,様々なフリー・ソフトが公開されていることが分かるでしょう。
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