写真●Android用日本語入力ソフト「Simeji」
写真●Android用日本語入力ソフト「Simeji」
[画像のクリックで拡大表示]

 中国検索大手Baidu(百度)の日本法人バイドゥは2011年12月13日、Android向け日本語入力ソフトの老舗である「Simeji」に関する権利を取得したと発表した。今後、同社のパソコン用の日本語入力システム「Baidu IME」とSimejiの企画・開発・マーケティングに関して一元化を進めていく。

 Simejiは、2008年11月から無償で提供されている日本語入力ソフト(写真)。Androidマーケットの表示によれば現在100万~500万ダウンロードという実績を持つ。フリックやポケベル、音声など多彩な文字入力方法、「Mushroom」というプラグイン機能、ソフトウエアキーボードの背景をダウンロードして着せ替えられる「Skin」機能などを備えるのが特徴である。

 Simejiの開発を進めてきたのは、「adamrocker」として知られるソフトウエア開発者の足立昌彦氏と、デザイナーでAndroid女子部部長を務める矢野りん氏だ(関連記事:“変なソフト”として進化する人気Android日本語入力「Simeji」 - Androidアプリケーション開発ストーリー)。両氏は近くバイドゥに入社し、引き続きSimejiの企画開発に携わる。